日本初リチウム電池搭載型の電動船として船検登録

| コメント(0) | トラックバック(0)
今回は、ブルーノア号が日本で初めて本格的なリチウムイオン蓄電システムを搭載した電動船として船検が通りましたので、船検が通るまでのお話を伺いたいと思います。

日本では、20トン未満の船はすべて、日本小型船舶検査機構の検査を受けることが法律で義務づけられています。この検査を受け、定期的に点検をしないと、海に出る事はできません。いわゆる、車やバイクと同じ車検を受ける必要があります。今回初めてのリチウム電動船の検査という事もあり、本来は簡単で30分ほどで完了する検査も、事前の予備検査に始まり、実際に船を動かしての検査もあり、かなり入念に検査を受けました。実技検査の際には、検査官の方々も、電動船に乗るのは初めてだと、感動されていました。

過去にもリチウムを搭載した電動船の申請があったそうですが、前例がないため、複雑で膨大な書類を提出しなくてはならない為に、みなさん断念したそうです。ですからリチウムイオン電池の電動船は、前例がなく、船舶検査機構のお役所の本部の方がたも、許可を出す事にたいして非常に消極的でした。今回の船検で分ったのですが、まず検査をする本部の人たちは、技術者ではないので、技術的に安全性が確保されているかどうかよりも、法律的に安全かどうかということしか見ていないということです。

今回のこの船検の経験から、日本は新しい物が出来ない体制だと実感しました。新しい物にたいして閉鎖的で、世界の技術の進歩に法整備が全く追いついていません。そうなれば、今以上に優秀な人材や技術は海外へと出て行ってしまいます。ただ、今回ブルーノア号の船検査で色んな書類を揃えていくなかで、大阪の小型船舶検査機構の方々も、次第にこれはいける!という雰囲気になり、ここまできたら、何としても大阪でも初のリチウム電動船を誕生させたい!という熱い思いが伝わってきました。今回ブルーノア号が日本で初の本格リチウム電動船として認められたという事が、次へと続く新しい一歩になると期待したいです。

IMG_4850.jpeg

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://gokigen.org/mt/mt-tb.cgi/345

コメントする

iTunesのPodcastメニューの画面にこのアイコンをドラッグ&ドロップすることで、番組を登録できます。


2015年7月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31