電力の分散化

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今回は佐藤さんから発電の分散化についてお話していただきます。

電気っていうのは、東京電力とか関西電力の発電所でまず作られて、送電線で各工場とか家庭に送られてきております。電気を作る所から電気を消費する所まで、垂直統合みたいな形で行われているのが今の仕組みです。ですが、戦争前なんかでは、各地域の電力会社に集約される前は、どうだったかというと、色んなところに発電所を持った会社があって、送電線を提供する会社もいっぱいあって、それを各家庭は好きな所から選べたっていうそんな感じの日本の電気事情がありました。そういった形に戻るんですけれども、各家庭は発電所が作った電気をその時その時に応じて、選ぶとのが近い将来の姿になると思います。

燃料電池に燃料を供給して、化学反応させて電気を起こすという形のものを日本全国に広げて、ガソリンスタンドならぬ燃料スタンドみたいなのを作って、っていうふうにしておけば、イザという時にも役に立つだろう、というふうになるわけですね。自家発電装置を自前で用意しようと。例えば電気を良く使う病院とか、そういった公共的な所を中心に。または、ある程度裕福なお金持ちの家とかだったら、自前で用意しようという、そういったニーズが今後どんどん増えていくと思うわけですね。

集中的なシステムから分散化のシステム
に変わった。というのは以外と身近な所にありまして、例えば、コンピューターのシステムなんか、大きなコンピューターが一台あって、たくさんの端末がぶら下がって、全ての処理をお互いにやっていた。その当時考えられていたのが、もっともっと大きなコンピューターで、もっと処理能力をアップしなきゃいけない。ということで、今でいう原子力発電所を、どんどん大きくして、規模を大きくしなきゃいけない。メンテナンスする人や専門家が必要だ。そういった時代があったんですけれども、ジョブスとか、ビルゲイツとかが、パーソナルコンピューターっていうのを作ったんですね。

それが世界中に広まった。インターネットがその後広がって、皆さんが家庭にコンピューターが一台あって、分散化されたコンピューター社会というふうに変わったのが、ここ20年くらいなんですね。30年以上前は、集中型のコンピューターの時代だったのが、突然技術のイノベーションが起こって、社会そのものが大きく変わった。っていうのが一つの実例としてあります。これを電力でやっていこうというのが、今後10年、もしかしたら、5年くらいのところで、世界中に広がるのではないか、というのが電力の分散化でございます。



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