2010年6月アーカイブ

今回は、メルマガ秋月便りの執筆者であるシズマさんから、高速増殖炉もんじゅが15年ぶりに再稼働した本当の理由を説明していただきました。

もともと、もんじゅが作られた目的は日本のエネルギー資源確保のためでした。水力や風力のような自然エネルギーとは違い、天然ガスや石油などの地下資源は掘り尽くせばなくなりますし、原子力発電所で燃料として使われるウランも日本は輸入に頼っている状態です。

ウランには2種類ありまして、一つ目が天然ウラン鉱石の中の約1%程度のウラン235、そして残りの99%のウラン238です。原発の燃料として使われるのは、自然界に約1%程度しかないウラン235なのです。しかし高速増殖炉では約99%のウラン238を原料として、プルトニウムという別の核物質を作る事ができます。それにより、一気にエネルギー問題を解決しようという計画のもと、もんじゅが生まれました。

しかし、1995年にナトリウム漏れ事故が起きて以来、もんじゅは休止状態になっていましたが、約15年経った今、再稼働を始めました。その目的は当初のようにエネルギー資源確保のためではありません。電力需要を補うための発電でもありません。今現在、もんじゅを再稼働させている本当の理由は、長崎型原爆の原料にもなるプルトニウムを有効活用するためです。

日本としては貯まりすぎたプルトニウムをなんとか平和利用して、海外から核武装するのではないか?と疑いの目をかけられないように、必死にアピールする必要があるようです。

今回で橋前さんの金融経済コラムは終了となります。最終回は金(ゴールド)価格が何処まで上昇するか?また、金を売った場合は次は何に投資をするべきか?といった金に関する話題が中心になっております。

金価格は上昇を続けていますが、日本国内で資産税が課税されるようになると、どれだけ金価格が高くても利益を国に没収されてしまい意味がありません。そこで、資産税が課税される前に金を売るべきか?それとも子孫に金を託すべきか?戦後の闇市のように地価経済で使用するか?の三択になるでしょう。

また、金を売ったとしてもペーパーマネーのままにしておいても、インフレで価値がなくなってしまいますから、次の別の資産に再投資しなければなりません。その辺りの説明も橋前さんが話されていますので、リスナーの皆さん参考になさって下さい。

今回も引き続きメルマガ秋月便りで金融経済コラムを担当する、橋前さんにお越しいただいております。

現在公表されているアメリカの失業率は約9%ですが、実際には15%ほど、州によっては20%近いところもあるそうです。前回の世界恐慌の時には、アメリカの失業率は25%に達し、社会革命直前にまでなっていたそうなので。そろそろ社会の安定度が不安視されます。特に現在のアメリカはヒスパニック系や中国系が増えているので、アメリカが経済的に混乱した場合には、国家の体制が崩れてしまってもおかしくないとのこと。

また、メキシコ湾の原油流出事故により、アメリカ南部のフロリダなどの不動産価格が下がり、リゾート地の住宅不動産物件も相当な被害を受けるそうです。漏れ出している原油は絶賛拡大中で、科学者の間では流出を止めることは不可能だろうと言われているそうです。メキシコ湾だけではなく、大西洋にまで被害が拡大すれば、海流や熱の循環にも影響を与え、欧州は冷え込み恐れも出て来るみたいです。


前回に引き続きメルマガ秋月便りで金融経済コラムを担当している橋前さんにお越しいただきました。

人民元の切り上げは中国にしてみれば、輸出は不利になりますが、輸入は有利になります。ですから、アメリカを含めた世界各国が、中国に対して消費の牽引約になって欲しいと考えている状況です。しかしながら、中国では海外製品の海賊版が並んでおり、思うように消費が伸びておらず、マネーは不動産投資に向かってしまっている。社会的、政治的に複雑に絡みあった難しい通貨ですね。

欧州のユーロは下落を続けるだろうとの事です。しかし工業国であるドイツがユーロ安を利用して、輸出により立て直しを行おうとしております。ギリシアやスペインなどの国家財政効により、分裂するかと思いきや、ドイツを中心としてまとまるのではないか?というお話でした。欧州の景気が悪いといニュースは良く聞きますが、それよりもアメリカの方が大変な状況のようです。

という訳で次回は、アメリカの景気の状況、それからメキシコ湾の原油流出事故の影響が、どのように世界経済に影響を与えるか?というお話をしていtだきます。

今回は秋月便りで金融経済コラムを担当する橋前さんをゲストにお招きして、円はどうなるか?日本国債は安全か?東アジア統一通貨は現実的か?といった話をしていただきました。

日本国債もやく800兆円まで膨れ上がり、いよいよ日本もギリシャのように危ないんじゃないのか? or 日本国債は外国が購入している訳ではなく国内で買われている物だから安全だ。と二つの意見を良く聞きますが、国の中で回っているお金なので、海外に資産を取られるほど酷い状況にはならないだろうどの事。でも結局、財政的な事で辻褄が合わなくなって、誰かがババを引く事に変わりないようです。

また、財政赤字が酷いのは日本だけでは有りませんが、やはり何処の国でも最終手段はハイパーインフレになるみたいです。ちなみに円は政治的な問題により、簡単にはハイパーインフレにはなりにくいそうです。ペーバーマネーが価値を失って困るのは老人ですが選挙に行くのも老人なので、そんな事をしたら政権が吹っ飛からだそうです。

東アジアの統一通貨については、ユーロのようなシステムをそのまま持って来るのは、非現実的だそうです。各国の置かれている状況を無視しているのでミスマッチが大きいみたいです。もし、円以外の通貨を出すにしても、円と新通貨の両方を使えるようにした方が現実的だそうです。

橋前さんをお招きしての金融経済のお話は、4回にわたって放送させていただきます。次回は中国の人民元の切り上げと、欧州のユーロの暴落が世界経済にどのような影響を与えるのか?というお話をしていただきます。

夏のコミケに出展する予定だった「医療における革命」は、残念ながら出版中止になってしまいました。そこで今回は、出版担当者であった「想月」の高橋さんに、なぜ出版計画が失敗してしまったのか?の総括をしていただきました。

自分自身が出版社になったと思って、相手の立場で考えれば分かる事ですが、本の出版に必要な条件は本の内容でも、質の高さでもありません。その本が「売れるか売れないか」それが全てです。売れると確信すれば出版するでしょうし、売れるかどうかも分からない本なら、出版にはいたらないでしょう。ですから、今回の出版に一番重要な事は、メルマガ「秋月便り」の人気を上げて、出版社に「医療における革命」は売れると確信してもらう事でした。

売れる本というのは質の高い本ではなく、多くの人に人気がある本です。メルマガ「秋月便り」の順位が高ければ、確実に人気があると一目で分かりますから、出展の可能性が高くなります。また逆に順位が低ければ、どれだけ素晴らしい内容であったとしても、人気がなければ買い手を確保できないので、出版社は「NO」と言うでしょう。つまり本の質や内容ではなく、宣伝のやり方(情報制空権の取り方)に問題があったという事です。

「医療における革命」は多くの人のご協力があり、ここまできた訳ですが、現状のまま無理に出版計画を進めれば、成功の見通しが立たないまま無理に作戦を続行し、大幅に被害を拡大させてしまったインパール作戦と同じ道を進む事になります。そこで今回は止むを得ず出版計画は中止となり、出版担当者であった高橋さんも、責任とるために更迭される事になり、失敗の総括をしていただく事になりました。次の機会には効果的に宣伝を行い、情報制空権を再奪取していただきたいと思います。

音声に一部誤りがありました。しょんぼりサーバーさんの日程は8月13日の金曜日となっております。皆さんよろしくお願いします。



今回は石油が進むにつれて、グローバル経済は、ブロック経済へと移行する。という話です。

現在のグローバル経済は、土地の広いアメリカで農業を行い、人件費の安いアジア諸国で工業を行う。そして、それらを輸送し合う事によってお互いが必要な物を手に入れる。一見合理的にも見えますが、国と国の間を石油を使い船で輸送しているので、輸送コストが高く石油の消費も激しいので、実は環境にはよくない経済システムです。

石油の枯渇により大量生産、大量輸送が行えなくなった場合、現在のグローバル経済を続ける事はできなくなり、次第にブロック経済へと向かう事になるでしょう。その時に備えて食料やエネルギーを自給できるように、社会のシステムを変えていかなければいけません。

今回は、水の問題について説明させていただきます。

世界中の水の用途の7割りが農業用水、2割が工業用水、1割が生活用水となっております。
農業には大量の水が必要ですので、降水量が多くない地域では灌漑により農業を行っています。
特に中国における灌漑地の割合は8割に達しており、もうすでに水の枯渇が始まっています。
水は人力ではなく、ポンプで汲み上げていますので、石油を必要とします。

つまり今後中国では、石油が無くなると水が無くなります。

水不足に悩む中国は今後、農業を行うのは難しくなり、次第に産業を工業へシフトしていくでしょう。
そして日本では国際競争力を保つ為に、中国の労働者に合わせて労働条件が悪化してしまいます。
第1回目の石油の枯渇で説明した通り、ただ同然で湧いて来る油田は、もうほとんどありません。
中国における水資源の枯渇の問題も、根本的に解決される事はないでしょう。
ですから今後の中国では、水の枯渇と石油の枯渇が起きる事になります。

今回はバラのお茶会イベントに参加して、主催者の「昨日より今日」のノリコさんと対談させていただきました。

電動バイクやコミケとは違い、初めて女性が企画、主催したイベントですので、男性とは目のつけどころが違いますし、場の雰囲気もだいぶ違ったものでした。イベントを成功させようとか、活躍しようとか、仕事をこなそうとかよりも、参加者と仲良くなろう、皆で一緒に楽しめるイベントにしよう、という雰囲気が感じられました。女性にもイベントに参加してもらいたいと思ったら、今までよりも柔らかいイメージの企画にした方が良さそうですね。

今回のイベント主催者さんは、ごく普通の一般の主婦の方です。ですから何か特別な事が出来るという訳ではありません。しかし、自分に出来る事は限られていても、やれる範囲で頑張って、少しでも友人を増やし、家族の絆を深め、人と人との輪を広めていく、という事の大切さを実感させてくれます。

世の中を少しでも良くする為に、女性がこれだけ頑張っているのですから、男性も見習わなければいけませんね。


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