炭鉱を核のゴミで覆う

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これまでリスク回避で生き延びてきたTV文化人は、
この未曾有の危機への対処法として、
西欧あるいは江戸時代を持ってくるしか能がない。
では、現在の1億2,000万という人口を江戸時代の人口3,000万人にまで戻せるのか。
誰もこの状況に対する対処法を提案できないのだ。
なぜなら今回の危機はこれまで世界をリードしてきた炭素文明自体
の危機だからである。とうてい小手先の対応で何とかなるようなレベルのものではない。
新しい文明のプランを提案できるようでなければとても対応できないのだ。

出典:秋月便り 教育における革命

日本の人口は現在の石油文明で1億2000万人、明治時代の石炭文明で8000万人、江戸時代では3000万人となります。江戸時代はエコロジーな文明のイメージがありますが、それは資源が乏しかったからこそエコロジーだった訳で、それなりの資源しかなければそれなりの人口しか保てません。ですから石油や石炭などの化石燃料が使えなくなった場合、日本は現在の人口を保っていく事はできないでしょう。石油が枯渇すれば海外からの食料の輸入、農業機械やビニールハウス使った農業、生産した食料の輸送ができなくなるので、もしそうなれば、貧しい人や弱い人から順番に生き残れなくなるでしょう。

石油が高騰すればそれに変わるエネルギーが必要なので、国内に残された炭鉱の価値は上がるはずなのですが、財政破綻した夕張市の炭鉱の多くが閉山されたままです。夕張市の炭鉱は国内第一の規模と炭質を誇っていましたので、石油が高騰すれば真っ先に再開発が行われてもおかしくないと思うのですが、せっかくの資源を有効活用するどころか、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の候補地になっています。もし夕張市が高レベル放射性廃棄物の処分場となれば炭鉱を核のゴミで覆う事になり、イザ石炭が必要になったとしても掘り出す事ができなくなるでしょう。石炭が採掘できなくなって喜ぶのは原発利権です、もし火力発電ができなくなれば、原発で永久的に利権の確保ができるからです。

もちろん石油だけではなく石炭もいずれは掘り尽くすでしょうから、日本は次のエネルギーへの移行を目指さなくてはなりません。もし、それが間に合わなければ江戸時代の人口まで削減されてしまうでしょう。残された石油や石炭を上手に活用しつつ、水素文明を作る事ができれば多くの参加者が生き残る事ができますし、協力者が多ければ多いほど、スムーズに文明が移行される事になります。化石燃料が枯渇する直前になってから慌てて対応するよりも、少しでも余裕があるうちに新しい文明を作る準備を進めましょう。

関川 拝

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