ソフトウェアの普及

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詳細は本文を読んで頂ければ判りますがハードウェアの普及より
ソフトウェアの普及に時間がかかります。
パソコンの性能を10倍にする事はできても、
その機能活用を10倍にすることは困難です。
例えばアフリカのハドサ族は食物獲得に費やす平均時間は2時間以下です。
業務の内容が事務作業で多くの作業をパソコンで行っている場合、
パソコンの機能活用が10倍になれば8時間の1日労働は48分で終る事になります。
しかし、人間世界ではそうはなっていません。
パソコンの性能が向上してもソフトウェアである運用が追いつけないのです。
狩猟採取民族の平均労働時間は3時間から4時間です。
残りの時間は遊んで暮らしています。

出典:秋月便り 教育における革命

狩猟採取民族の平均労働時間が3時間から4時間というのは羨ましいですね。現代社会の正社員は1日8時間は働いていますので、現代人の半分位しか労働に時間をかけていない事になります。狩猟採取の生活では食べていけるだけの食料を収穫すれば、どれだけ時間が短くでもそこで仕事は終了なのでしょう。獲物を乱獲し過ぎると生態系がおかしくなりますし、第一人間が食べる事のできる食料の量はある程度決まっていますので、必要以上に蓄える必要もないのでしょう。環境に優しく持続可能な生活をしているといえますね。

ところが現代の資本主義社会では、仕事の効率を上げて8時間の仕事が4時間に短縮されたとしても、その分だけ早く家に帰れる訳ではありません。今まで8時間かかった仕事が4時間で済むのなら、生産量を2倍に増やそうと考えるからです。生産効率を上げた分だけ生産量が増えるので、大量生産、大量消費、大量廃棄となります、パソコンを作っている会社は儲かりますが、パソコンを使っている人は仕事の量が増えるだけなので、生活は豊かにならないようです。結果的に供給過剰となり仕事を奪い合いになります。資源の無駄が多く永続制はありません。

今までは資本主義の経済システムで何とか上手くやってきましたが、今はもう限界が見えてきています。長時間労働により体を壊す人がいる反面、全く職に就く事ができない人も出ています。現在の貧困率は7人に一人ですが、今の経済システムが続く限りは、ますます貧困率も上昇し失業者が溢れるでしょう。

小手先の改善ではなく産業構造を根本的に見直す必要がありますが、新しい産業構造を作ったとしても、ソフトウェアである運用が追いつけません。自動車だけ作っても教習所で学ぶ人がいなければ運転できないという事です、ですから早めに学習を行い慣れる事が重要になります。何事も慣れるまでは大変ですが、身につけてしまえば便利になるものです。

人が苦労をしてまでなぜ努力をするのか?それは努力をしなければ後々になってから本当に苦労をするからです。苦手な勉強をするのは誰でも嫌な事ですし大変な苦労しますが、苦労の後に明るい未来があると思えば人は努力できます。持続不可能な経済システムを先延ばしにするよりも、自ら進んで持続可能な経済システムに参加する為の学習を始めましょう。

関川 拝

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